新収蔵品展 研龍山人(けんりゅうさんじん)コレクション展〔書展〕

◆期日:令和3年9月5日(日)~11月23日(火祝) 注)終了日が変更になりました
◆場所:集古館1階企画展示室(~16:30に閉まります)
このたびご縁をいただき、新潟市の和栗久雄(号 研龍山人)氏より令和2年度に寄贈いただいた書作品を紹介致します。
作品は、明治の三筆の一人として名高い日下部鳴鶴くさかべめいかく(1838~1922)を中心に、鳴鶴が傾倒した貫名菘翁、師である長三州、また鳴鶴に学んだ近藤雪竹、丹羽海鶴、萩野和菴といった’弟子たち’も並びます。
伊藤邸の大広間には長三州筆「君子居中庸(君子中庸に居る)」、応接間として使用された三間続きの茶の間には、日下部鳴鶴筆「樂事以不盡為有趣(楽事は尽さざるを以て趣き有りと為す)」がすでに掲げられ、訪れる客人たちへ伊藤家の家風を伝え続けています。これらゆかりの書家の作品があらたに加えられたことにあらためて感謝申し上げます。
展示作品は、さらに貫名菘翁、市川米菴、巻菱湖の「幕末の三筆」も揃い、巻菱湖や館柳湾が学んだ亀田鵬斎、鵬斎の友人である大窪詩仏にも及びます。各書家の詩作や書風を比較して味わうことも出来ます。この機会に名筆の数々をぜひお楽しみ下さい。
(展示数:計26点)

 

 

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