以下の内容は、 広島大学大学院理学研究科生物科学専攻・植物生物学講座植物分類・生態学研究室の出口博則教授の御好意により、同大学のホームページ「広島大学デジタル自然史博物館」内の「全国苔庭めぐり」の内容を寄稿していただいたものです。
日本海に面する北陸・上越地方はコケ庭の立地にたいへん恵まれた気候条件下にあり、数多くの美しいコケ庭が神社境内にあるいは豪農の屋敷、人家の庭に見られる。新潟県や秋田県でコケの美しさを紹介している例を知らない。清水園にあるコケ庭は全国に誇れる美しいものであるのでここに紹介する。清水園の案内で庭園のコケについて言及しているものを知らない。 清水園そばを流れる新発田川そして園内の大池泉がコケの生育に欠かせない多湿の環境をもたらしている。 近江八景をとりいれた京風の庭で,庭の中央部分に大池泉を配した回遊式庭園である。庭内に見られるコケはウマスギゴケが大部分であるが、ホソバオキナゴケ、コツボゴケ、ハイゴケの仲間も多い。 |
清水園入口の案内板(2004.7.17撮影) |
清水園入口の案内板付近(2004.7.17撮影) |
入口の案内板の足元に広がるヤマトフデゴケCampylopus japonicusとウマスギゴケPolytrichum commune,エダツヤゴケEntodon flavescensの群落(2004.7.17撮影) |
入口受付前のウマスギゴケ(2004.7.17撮影) |
マツの樹幹基部広がるホソバオキナゴケLeucobryum juniperoideumの群落(2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケが旺盛に生育してコケの緑が雨にうるおって一層美しく映える.(2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
ウマスギゴケの群落のクローズアップ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
茶室(桐庵)わきのウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.ウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
書院東側の庭.飛び石まわりのウマスギゴケ (2004.7.17撮影) |
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