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北方文化博物館の見どころのひとつが、大座敷南面に広がる回遊式庭園です。
中央の池泉に、各地の名石を配した鎌倉・室町の古式によって造られたもので、5つの茶室が点在し、青苔の見事さと相まって格調を高めています。
その素晴らしさは、京都の由緒ある寺院の庭園を思わせますが、それもそのはず、この庭は銀閣寺の二つの清泉の石組の発掘復元によって、その名を知られる名庭師「田中泰阿弥」の手によるもので、七代文吉の依頼によって築庭に取り組んだのは昭和28年(1953年)のことでありました。明治34年(1901年)の生まれで当時円熟の境に入っていた泰阿弥は、文吉の信頼に応え、京より庭石百数十、石灯篭、つくばい、礎石二十余個を運び、全身全霊をかけて、この庭園と茶室を造り上げました。七代文吉に泰阿弥が自らの心境をしたためた「ここの庭つくるためとてわがいのちいきながらふるものにぞあるらし」の一文は、今も築山の上の大きな鞍馬みかげに刻まれて残っており、この名庭師の築庭にかけた、なみなみならぬ決意を偲ぶことがてきます。庭園は5年がかりで完成しました。



本館北側には大藤棚があり、5月にはうす紫の花が満開となります。陽春のやわらかな光の中、この藤棚の下で、しばし歩みを止めお楽しみください。藤棚の下には、ここを訪れた角川春樹の小さな句があります。



6月中旬になると、庭園の約300本のつつじが色とりどりに咲き、訪れる人々の目を楽しませています。
新緑の青葉、そして色とりどりに咲き誇るつつじ。
一幅の絵を見るような調和のとれた庭園美がここにあります。



11月頃の庭園は、錦の山を移したかのような紅葉に彩られます。うすい黄色や朱赤の落葉が散る庭内を散策すれば聴こえるのは、わずかに小鳥のさえずりと小さな水音だけです。静寂の中、時が許せば、邸内の茶房「井戸小屋」で一服の茶をお楽しみください。

2007年秋に撮影しました紅葉の写真を、HISTORYのページの最初に動画でご紹介しています。そちらもぜひご覧ください。




越後、沢海の冬は長く、しんしんと音もなく降る雪は、あたり一面を銀世界へと変えてゆきます。
冬枯れの庭園は真っ白な雪におおわれ、空は灰色にたれこめます。ほのかにのぞくのは松の緑と庭石で雪の中に静まりかえった庭園の姿も、また、趣深いものがあります。




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